車のコーティングにまつわる嘘
車のコーティングについて、業者は様々なメリットを謳っていますが、実はその中には嘘といえる物もあります。
まず、「光沢5年保証」。これは、原理的に不可能です。
なぜなら、年に1回は再コート処理を施さなければならないからです。
これは初期よりも安い値段で行えますが、何もせずに5年も保たせることはできません。
車のコーティングの嘘の二つ目は、「独自開発」。
ここでいう独自開発とは、あくまで処方のことであり、一から開発しているわけではありません。
薬液から作っているのは誰もが知っているメーカーですが、ほとんどのメーカーはそこから小分けしてもらっているだけです。
三つ目は、「硬度」。
硬度8～9を謳っている商品はよくありますが、あれはかなり眉唾物です。
本当にそのくらいだと、被膜がパリパリになるので、すぐに剥がれてしまいます。
以前は傷の付き具合などで測っていたのですが、最近はコートしたボディの硬度を測っているだけなので、そのような数値が出てくるというわけです。
自分でやる車のコーティング失敗のない仕上りのコツは？
車のガラスコーティングを業者に依頼すると高額になります。
出来れば安くピカピカに失敗なく自分でやりたいものです。
最近では素人でも出来るガラスコーティング剤が市販されていて、種類も豊富にあります。
現在市販されているものは、膜の硬さや耐久性、自然な光沢の仕上がりと汚れの付きにくさ、使いやすさなどに人気が集まり、一度施工した人は、リピートする人が増えているようです。
車のコーティングを自分で行い、失敗しないためには天候の良い日を選ぶ事が第一条件です。風の強い日は施工したのに砂埃で小さなキズになってしまうこともあります。
真夏の炎天下や雨が降りそうな日も避けた方がよいでしょう。
洗車後、しっかりと水分を拭き取ることも重要です。
きれいに拭いたつもりが、ドアのゴム部分から水が垂れて施工面についてしまうとムラが出来てしまいます。
多くの人が、ピカピカのカーに乗りたいと思いながらも、洗う回数を減らしてお手入れも楽にしたいと考えているのです。
車にホコリを寄せ付けないコーティング
車は走れば地面のチリや砂を舞いあげ、排気ガスを排出します。
道路には膨大な数のホコリが存在するのです。
それゆえにどれほど綺麗に洗車したとしても数日経てばボディーにはホコリがこびりつきます。
もし、そのままにしていれば見た目が悪いだけでなく何かの拍子で擦ったときにヤスリのようにボディーを傷つけることもありえます。
そのような事態を防ぐためにはコーティングという方法があります。
コーティングにはいろいろな種類がありますが例えばガラス系のコート剤を塗ることで、ボディーの表面に薄くて丈夫な膜をつくるという方法です。
するとホコリは膜の上につくだけでボディーとは直接触れることが出来ません。
それにガラスは滑らかな表面ですから、付着物は簡単に取り除くことが可能です。
ただし、コーティングは永久に効果があるものではありません。
数ヶ月から数年という間隔で、またコート剤を塗り直す必要があります。
コート剤の性能や効果の持続期間を考えると、自分で市販のコーティングするよりも業者に依頼した方が最善です。
車のコーティングの選び方について
車のコーティングには主にワックス・ポリマー加工・ガラスなどがあります。その選び方はそれぞれの特徴を知ることから始める必要があります。
ワックス系は植物性油脂や石油系油脂が含まれており、濡れたような艶が出るのが特徴です。
ワックスのメリットは傷を隠したり、水滴をはじく効果が安価で得られることです。
ポリマー加工は塗装面に保護膜を形成して傷や汚れから保護します。
フッ素やテフロンなどを含んだポリマー加工は、ワックスよりも持続力や保護力で上回っています。
ガラスコーティングはガラスの元素が含まれており、塗装面に強力な保護膜を形成します。
ガラスによる保護膜は持続力も保護力も強固で、傷を防止したり日頃のメンテナンスを楽にするには最適です。
以前はコストが高いことからプロや業者向けでしたが、普及に伴って一般でも安く入手できるようになりました。
それぞれ特徴が違いますので、車のコーティングは自分の理想に合った選び方が大事です。
ディーラーの車コーティングの必要性を探る
ディーラーでも車コーティングをしてくれますが、あまり質の良い施工では無いという事を聞いた事がある方もいるのではないでしょうか。
コーティングのプロではありませんので、そのような話も登場するのですが、ではディーラーの車コーティングの必要性はないのでしょうか？
消してムダとも言えない理由もあるのですが、まず施工に時間を取られないのが魅力の一つかもしれませんね。
コーティング専門業者に依頼する場合ですと施工が完了するまでに日数を要してしまいますが、ディーラーの場合ですと施工をしてもらった状態で納車してもらう事もできます。
また、購入と施工を同時に行えますので、別で施工を依頼する手間も掛かりませんね。
専門業者と比較すると料金が安い事が多いのもメリットの一つです。
プロに頼むと結構な金額になってしまう事がありますが、それと比較すると安めの料金設定になっている事がありますのでお得に済ませられます。
このようなメリットがありますので、お手軽に済ませたい方には適しているのかもしれません。
「コーティング、ホイールにもコーティングできるのか」
一般にはボディー用として知られているコーティングですが、実はホイールをコーティングすることも可能です。
方法はボディーと同じく、汚れを落とし、磨いて、ポリマーを塗り込み、乾燥させるというもの。
ただし、非常に複雑な形状の物は施工に時間がかかる、という点に注意しましょう。
表面に被膜を作ることで輝きが持続し、傷や汚れが付きにくくなる点や、また汚れた場合にも軽いクリーニングで落ちやすくなる、といった効果もボディーのコーティングと同じです。
ホイールは路面の小石などで傷つきやすく、また油などで汚れやすい物です。
路面だけでなく、ブレーキをかければブレーキダストが付着し、ホイールが高温になっていれば焦げ付いてしまうこともあります。
そのまま放置していると、傷に汚れが入って取れなくなったり、腐食したりと大きな問題に発展しかねません。
そこで、定期的な清掃が必要になるわけですが、あらかじめコーティングしておくことでその頻度を減らすことができるのです。
また、こうした実用的な面で考えなくても、単純に他の人に差を付ける足下のオシャレとして楽しむ事もできます。
コーティングの標準的な施工期間
コーティングを検討している方で、毎日の通勤やお仕事に車を使用される方の場合、その費用がいくらぐらいかかるかと同じくらいに関心を持っているのが、どのくらい施工に期間がかかるのかということではないでしょうか。
実際、コーティングには、その仕上げの丁寧さやお店の技術の度合いにより期間には比較的幅があります。
もっとも、新車の場合は下地の処理が簡単に済ませられることから、標準的な施工にかかる時間としては半日程度を見込んでおくと良いでしょう。
一方、ある程度年式が経過した車の場合は、施工にはより多くの日数がかかることとなります。
短くとも1泊2日程度車を預かるケースがほとんどですが、丁寧な下地処理を行う場合には標準的な施工日数として4日程度かかるケースが多くあります。
もっとも、コーティングは、その日数ときれいさの度合いが必ずしも比例するものではありませんので、まずは信頼できるお店を探すことが重要といえます。
